法律書読書覚書（諸法篇）

 

　東京地裁交通部の裁判官が交通事故損害賠償における論点について判例・裁判例・学説を解説した論文です。毎年、刊行され、実務家にとってバイブル的存在です。

　平成１２年以後の掲載論文について、目次に記載されている表題を論点毎に分類しました。関連文献についても追加してゆく予定です。

 

【人身損害】

責任論

□　責任能力の有無が微妙な年齢の未成年者が自動車事故を起こした場合の親権者の損害賠償責任

　（２０１５年、村主　隆行　氏）

□　運行供用者責任（バス乗降中の事故）

　（２０１５年、中村　修輔　氏）

□　運転者の疾患による責任無能力と賠償義務

　（２０１４年、古市　文孝　氏）

□　子の自動車事故と親の運行供用者責任

　（２０１０年、山田　智子　氏）

□　共同運行供用者と他人性

　（２０１０年、中辻　雄一朗　氏）

□　飲酒運転をめぐる関係者の損害賠償責任

　（２００９年、斉藤　顕　氏）

□　レンタカー同乗者の「運行供用者性」及び「他人性」について

　（２００７年、湯川　浩昭　氏）

□　【運転補助者該当性の判断基準】

　　～「運行」概念の拡大と「運転補助者」概念の縮小～

　　（２００１年、来司　直美　氏）

□　高速道路上における事故車両の後続事故に関する責任

　　（２０００年、渡邉　和義　氏）

 

治療費等

□　整骨院における施術費について

　（２０１８年、吉岡　透　氏）

□　入院付添費について

　（２０１６年、家入　美香　氏）

□　症状固定について

　（２０１３年、髙木　健司　氏）

□　重度後遺障害者の将来介護費の算定に関する諸問題

　　～職業付添人による介護を中心として

　（２０１１年、山田　智子　氏）

□　東洋医学による施術費

　（２０１３年、片岡　武　氏）

 

休業損害

□　給与所得者の休業損害を算定する上での問題点

　（２０１８年、武富　一晃　氏）

□　赤字事業を営む経営者の休業損害と逸失利益の算定における基礎収入額

　（２０１４年、松本　真　氏）

□　事業者の基礎収入の認定

　（２００６年、湯川　浩昭　氏）

□　休業損害をめぐる二、三の問題について

　（２００１年、渡邉　和義　氏）

 

損害認定等

□　時間的、場所的に近接しない複数の事故により同一部位を受傷した場合における民法７１９条１項後段の適用の可否等

　（２０１６年、神谷　善英　氏）

□　高齢者の損害算定に伴う諸問題

　（２０１４年、小河原　寧　氏）

□　素因減額

　（２００９年、鈴木　祐治　氏）

□　間接損害－直接被害者の近親者の損害

　　重度後遺障害に伴う諸問題～将来の介護費用を中心として

　（２００４年、松本　利幸　氏）

□　同乗減額と共同不法行為

　（２００３年、松本　利幸　氏）

□　交通事故の被害者の自殺と因果関係の判断

　（２００１年、影浦　直人　氏）

□　交通事故と医療過誤の競合と寄与度減責の可否

　（２０００年、馬場　純夫　氏）

 

後遺障害等

□　女子年少者の逸失利益算定における基礎収入について

　（２０１８年、影山　智彦　氏）

□　特殊な職業と後遺障害による逸失利益

　（２０１３年、小林　邦夫　氏）

□　ＣＲＰＳ（ＲＳＤ）の後遺症による損害の算定について

　（２０１３年、有冨　正剛　氏）

□　外貌の醜状障害による逸失利益に関する近時の裁判実務上の取扱いについて

　（２０１１年、鈴木　尚久　氏）

□　後遺障害と消滅時効・除斥期間について

　（２０１０年、千葉　和則　氏）

□　減収がない場合における逸失利益の認定

　（２００８年、中園　浩一郎　氏）

□　１２級又は１４級の後遺障害等級において

　　労働能力喪失率表より高い喪失率が認められる場合

　　（２００８年、小林　邦夫　氏）

□　施設入所中の重度後遺障害者の損害算定に関する諸問題

　　（２００８年、湯川　浩昭　氏）

□　むち打ち症以外の原因による後遺障害等級１２級又は１４級に該当する神経症状と労働能力喪失期間

　　（２００７年、小林　邦夫　氏）

□　逸失利益の算定における賃金センサス

　　（２００７年、斉藤　顕　氏）

□　後遺障害等級３級以下に相当する後遺障害を有する者に係る介護費用及び家屋改造費について

　　（２００７年、蛭川　明彦　氏）

□　ＲＳＤ（反射性交感神経性ジストロフィー）について

　　（２００６年、高取　真理子　氏）

□　加重障害と損害額の認定

　　（２００６年、浅岡　千香子　氏)

□　労働能力喪失の認定について

　　（２００６年、蛭川　明彦　氏）

□　交通損害賠償訴訟におけるＰＴＳＤ

　　（２００４年、本田　晃　氏）

□　労働能力喪失率の認定について

　　（２００４年、片岡　武　氏）

□　家事労働の逸失利益性

　　（２００３年、鈴木　順子　氏）

□　逸失利益の現価算定の基準時

　　（２００３年、本田　晃　氏）

□　醜状痕を理由とする後遺障害慰謝料額及び醜状痕が残った男性被害者の後遺障害の評価

　　（２００１年、山崎　秀尚　氏）

 

 

死亡事案

□　生活費控除を巡る問題

　（２００９年、中辻　雄一朗　氏）

□　事故後の親族関係の異動と生活費控除率等への影響

　（２００２年、村山　浩昭　氏）

□　後遺障害発生後死亡事案の逸失利益

　（２０００年、村山　浩昭　氏）

 

過失相殺・損益相殺等

□　後部座席シートベルト、チャイルドシート不着用の場合における過失相殺

　（２０１６年、向井　宣人　氏）

□　自転車同士の事故の過失相殺

　（２０１４年、波多野　紀夫　氏）

□　緊急自動車が当事車両となる交通事故の過失相殺について

　（２０１２年、小西　慶一　氏）

□　駐車場内における事故の過失相殺について

　（２０１１年、小野瀬　昭　氏）

□　横断自転車と左折四輪車との衝突事故における過失相殺

　（２０１０年、鈴木　正弘　氏）

□　被害者側の過失

　（２０１０年、飯畑　勝之　氏）

□　過失相殺に関する若干の問題点について

　　～ＥＴＣ車線における追突事故と過失相殺・

　　　非常点滅表示灯の使用の有無と過失相殺～

　　（２００９年、小野瀬　昭　氏）

□　非接触事故における過失相殺

　　（２００７年、中園　浩一郎　氏）

□　交通事故訴訟における共同不法行為と過失相殺

　　（２００６年、桃崎　剛　氏）

□　高速道路における停止車両の過失相殺

　　（２００３年、石田　憲一　氏）

□　労災保険給付がある場合における損害の塡補額の計算

　　（第三者行為災害事例）

　　（２００２年、渡邉　和義　氏）

□　駐車車両等に衝突した運転者の過失割合

　　（２００２年、片岡　武　氏）

□　三者関与事故の過失割合

　　（２００１年、馬場　純夫　氏）

　　　

 

 

保険

□　人身傷害補償保険金の支払による保険代位をめぐる諸問題

　（２０１２年、三木　素子　氏）

□　人身傷害補償保険金と自賠責保険の代位について

　　（２０１１年、森　健二　氏）

□　人身傷害補償保険をめぐる諸問題

　　（２００７年、桃崎　剛　氏）

 

裁判・立証・その他

□　映像記録型ドライブレコーダに記録された情報と交通損害賠償訴訟における立証

　（２０１５年、松川　まゆみ　氏）

□　定期金賠償判決に伴う諸問題

　（２０１３年、小河原　寧　氏）

□　交通事故の被害者に成年後見人が選任された場合に伴う諸問題

　（２０１２年、小河原　寧　氏）

□　退職金差額請求について

　（２０１２年、川﨑　直也　氏）

□　交通事故訴訟における共同不法行為

　（２００８年、斉藤　顕　氏）

□　損害算定における中間利息控除の基準時

　（２００７年、浅岡　千香子　氏）

□　定期金賠償の動向

　（２００４年、石田　憲一　氏）

□交通事故による損害賠償請求権の消滅時効の起算点について

　（２００２年、来司　直美　氏）

 

 

【物的損害】

□　オープン・エンド方式のオペレーティング・リース契約を中途解約した場合、ユーザーが負担する中途解約違約金について

　（２０１５年、俣木　泰治　氏）

□　物損に関連する慰謝料

　（２００８年、浅岡　千香子　氏）

□　代車の必要性

　（２００６年、小林　邦夫　氏）

□　休車損害の要件及び算定方法

　（２００４年、森　剛　氏）

□　代車使用の認められる相当期間

　（２００３年、来司　直美　氏）

□　評価損をめぐる問題点

　（２００２年、影浦　直人　氏）

□　異時衝突事故により修理代の合計額が車両価格を超えた場合の損害額

　（２００１年、村山　浩昭　氏）

□　リース・割賦販売と損害の範囲

（２０００年、山崎　秀尚　氏）